老害とは

先週目にしたWeb上のコラムになりますが、こちらのコラムは非常に腑に落ちたので紹介します。

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老害」という言葉を聞くことがあると思いますが、それが何なのかわかりやすく説明されています。結論を一言で言うと、

老害」とは、自分の成功体験のたな卸しが出来ず、成功体験全てを努力で勝ち取ってきたと勘違いしている人のこと

となります。


この記事が引っかかった背景として、以前所属していた会社は、会長が自分で起業して立ち上げて、軌道に乗せた(それ自体は非常に立派だと思います)方です。その人が自分の成功体験を後継者に伝承しようと、会長塾というものを定期的に開催して、話を聞く限り彼の考えを押し付けているようなものだったらしいです。映画の感想文を書かせ、彼の意にそぐわない意見だと酷評されるような話も聞いていました。それゆえ、参加したくなかったものでした(幸い会社から召集がかかりませんでしたが)。その当時から、そういう人間が「老害」なんだなと何となく思ったわけですが、そのモヤモヤを見事に言語化してくれた内容で、スッキリしました。

ビジネスにおける成功とは、自分自身の努力は大前提とはなるものの、競争相手の状況、取引先との関係などあらゆる要素がうまいこと巡り合って起こるものだなと感じています。だからこそ、自分の成功体験に対しては謙虚に向き合い、他人に対して話す時は、このコラムで唱えられている「棚卸し」をすることが肝要だなと思いました。
そして、自分がそのような老害にならないように心がけたいなと感じました。