第58回 CBC賞

  • 小倉11R 芝1200m G3(ハンデ)

今年も京都改修の影響を受けて、小倉開催となりましたが、なかなか衝撃的なレースでした。

3歳牝馬テイエムスパーダに騎乗した今村騎手が前半600mを31.7秒というハイペースで逃げました。開幕週とことを考えても暴走ペースかと思いましたが、ところが直線に入っても足が衰えるどころか後続を突き放してしまいました。
2着に後方から追い込んできたタイセイビジョンが追い込んできたものの、それでも3馬身半という差で逃げ切りました。しかも1.05.08という日本レコードのおまけ付き。夏の小倉は高速で、しかも開幕週、かつ48kgという軽量という好条件が揃っていたものの、新人の今村騎手がそのレースをエスコートしたのが凄過ぎます。本当に新人と思えない堂々としたレースぶりでした。元々の主戦ジョッキーは国分騎手だった様ですが、斤量の都合で今村騎手が騎乗することになった様ですが、そのチャンスも活かしきり、将来が非常に楽しみです。
またインタビューの受け答えも立派で、初めての小倉騎乗だったものの先行が有利だということを考えてながら前のレースを乗っていて立派だと思いました。

2着のタイセイビジョンには川田騎手が騎乗していましたが、後方待機ながらも内を突く好騎乗だったと思います。57kgというトップハンデだったにも関わらず、立派な競馬だったと思います。
3着にはこれまた3歳牝馬のアネゴハダが入着しました。勝馬より1kg重かったものの、鞍上含めて頑張っていたと思います。