2022FIFA ワールドカップ Qatar その1

E組予選:Germany VS Japan

ワールドカップが始まりましたが、中東の冬開催ということであんまりテンションが上がっていませんでした。
今晩は日本戦ということで、ドイツとの試合を今大会で初めて試聴しました。現日本代表監督になってから、全く試合を見ておらず、久々に見ました。

序盤は伊東選手などのハイプレスからの複数人の選手で畳み込む攻撃が見られたものの、ドイツにほぼ一方的にボールをポゼッションされる一歩的な展開でした。
センターへ積極的に絞りながらもパスがつながるのは流石でした。しかも単純なミスがほぼなく、日本のディフェンスは振り回される形でした。しかも締めのミドルも強烈で、隙のない攻撃でした。
そして前半33分、左サイドがガラ空きになったタイミングでペナルティエリアでファールをし、PKで先制されました。前半に限っては力差を感じ、虐殺されてもおかしくない展開でした。

後半は選手を入れ替え、3バックに入れ替えたことで守備が機能し出し、真ん中から突破される展開は減りました。富安選手がかなり効いていたのかなと思いました。選手交代してから、ハイプレスが復活し、日本がキープする時間が増えました。序盤の一歩的な展開が解消されましたが、まだ点数を奪えていませんでした。
後半25分頃のドイツの波状攻撃が凄まじかったですが、権田選手の度重なるセービングが素晴らしかったです。結果的に、このあたりから雰囲気が変わったように見えます。

そして後半30分に途中出場した選手を中心に攻め、堂安選手がゴールをこじ開けました。そして38分にロングボールから抜け出した浅野選手がノイアー選手と1対1で角度がない中でゴールを決めて逆転しました。この2つのゴールは完璧だったと思いますが、個人的に浅野選手のゴールが素晴らしく思いました。

その後は両チームとも足が上がってしまい、これで万事休すという展開でした。最後の方のドイツチームはハイボールを入れるだけの単調な展開でした。結果的に浅野選手のゴールが試合を決めてしまった形で、あそこで仕留めたのが本当に大きかったです。
ドイツチームは技術力、組織力は高いですが、決定力と最後の踏ん張りがないと決勝トーナメント進めたとしても上位は難しいかもと思いました。

それに対し、日本チームは後半での軌道修正は素晴らしかったです。むしろ4バックというフォーメーションと前半の攻撃陣に疑問符が付きましたが…
後半投入された浅野選手、堂安選手、三笘選手あたりは調子が良さそうに見え、楽しみです。今日の試合に関しては最初から最後まで走り切って、攻守に活躍した遠藤選手、伊東選手が素晴らしかったと思います。守備では冨安選手が入って統率感、安定感が出ただけに最後足を痛がっていたのは次戦以降不安ですね。

今日の試合は、個人的に歴代の日本代表の中でもベストゲームの1つではと思います。最後はほぼ全選手の体力が使い切るほどのハードな内容でしたが、両チームの良さが出ていた、クリーンな試合で贔屓がなくても楽しめた試合でした。