- 阪神11R 芝2000m G1
イクイノックス、ドウドュース、タイトルホルダー、パンサラッサが不在で少し物足りないメンバーかなと思いましたが、1番人気のスターズオンアースと2番人気のジャックドールが好レースを見せてくれました。
好スタートを切ったジャックドールが前半58.9秒という絶妙なペースで逃げました。この辺りの武豊騎手のペース配分には痺れます。3コーナーから各馬が激しく追い出しを始める中、追い出しを待ったジャックドールが直線でも伸びました。最後中段後方に待機して、直線では馬群の中から伸びてきたスターズオンアースの追撃を振り切り、逃げ切りました。
ジャックドールの逃げは見事でしたし、スターズオンアースの追撃も素晴らしかったです。両馬ともジョッキーの手綱捌きも素晴らしかったです。
3着には先行したダノンザキットが入りました。こちらも横山和生騎手の騎乗ぶりが素晴らしかったと思います。相手が悪かったとはいえ、勝ち切れないのが何とも。
スターズオンアースは牡馬と走るのは未勝利戦以来で通用するか半信半疑なところがありましたが、強かったです。能力があるのは確かですが、怪我明けなので今後は順調にレースに出走してほしいです。
ジャックドールのような逃げ馬は武豊騎手が合いますね。前走の香港カップが案外でしたが、逆にそれによって武騎手がいつも以上に気持ちが入っているように見えました。
武豊騎手の過去の大阪杯勝ち馬を振り返ってみると、2017年のキタサンブラックをはじめ、エアグルーブ、マーベラスサンデー、メジロマックイーンなど錚々たるメンバーで改めてレジェンドだなと思いました。G2時代の勝ち馬がみんなG1も勝っていますしね。