- 作者: アルトゥールショーペンハウアー,Arthur Schopenhauer,鈴木芳子
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/05/14
- メディア: 文庫
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ショーペンハウアーの『余録と補遺』から訳出したものらしいです
特に「自分の頭で考える」と「読書について」という2篇では、主体的に読書することを説いており、現代の人が読んでも有用だと思いました(あとがきを読めば、ショーペンハウアー氏がこのような考えになぜ至ったのか、ちょっとわかる気がします)。
読書するとは、自分でものを考えずに、代わりに他人に考えてもらうことだ。他人の心の運びをなぞっているだけだ。
議論の余地ある問題に権威ある説を引用して、躍起になって性急に決着をつけようとする人々は、自分の理解力や洞察の代わりに、他人のものを動員できるとなると、心底よろこぶ。