FIFA World cup 2014 Brazil その1

金曜の朝、テレビをつけたらワールドカップが始まっていることに気づきました。全般的におもしろい試合が多いと思います。見ていてすごく楽しいです。

予選Aグループ:ブラジルVSクロアチア

ネイマールとオスカルの個人技がすごかったですね。
ただ2点目のPKは物議をかもしましたが、個人的にはあの判定はないと思います。クロアチアのほうがいい試合をしていたような気がしますから、ブラジルはあれで勝てたような気がします。西村さんの初戦主審、というニュースは素直にすごいと思いましたが、前回大会の因縁のことを考えると、裏があるというか。。
ブラジルの攻撃の重厚性を感じませんでしたが、それでもなんだかんだいっても勝ち上がるような気がします。

予選グループB:スペインVSオランダ

前回大会の決勝の組み合わせがいきなり予選で見られるなんて、という気持ちでした。
結果的にはファンペルシとロッペンの攻撃力が爆発して、5対1の圧勝を収めました。ロッペンのスピード、切り返しは半端ないです。何度見ても惚れ惚れとします。まあカシージャスの守備も酷かったですが。

予選グループD:イタリアVSイングランド

見応えのある試合でした。全般的にはイタリアが支配していましたが、イングランドも要所要所で攻めていました。最後イングランドのスタミナが切れたような感じでしたが、イタリアが逃げ切りました。
バロテッリはほとんど仕事をさせてもらえませんでしたが、2点目のヘディングは強烈でした。イングランドルーニースターリッジの得点も素晴らしかったです。

予選グループC:コートジボアールVS日本

結果的にドログバにやられたような感じでした。また中田さんやキャプテンも話していたのですが「日本が何をしたいのかわからない」感じに見えました。客観的に見て、つまらない試合でした。
前半の本田のゴールは強烈でした(それ以外はほとんど見せ場がなかったですが)。日本が攻めていたのは、前半の15-25分くらいだけだったような気がしますが、そこで2点目を奪えなかったのが全てな気がします。
ドログバが投入されるまでは、日本の守備が素晴らしいというよりかは、コートジボアールの攻撃に連携性がなかったので守りきれたような気がします。マンCのヤヤ・トゥーレもそれほど脅威ではなかったです。
ドログバが投入されたとき、長谷部・今野のような全体を見れるリーダーシップのある選手がいないのが痛かったです。その守備の乱れをコートジボワールにやられてしまった感じです。解説の岡田さんも言ってましたが、ドログバだけが次元が違う感じでした。コートジボアールにとっては、結果的にドログバを控えにしたのが嵌った感じに見えます。

日本の攻撃は、中盤でのパスミスが目立ち、それを批判する人が多いが、しょうがない気もします。今まで本田・香川中心のチームを組んできて、(リスクが高い)中盤でのパスサッカーで勝ってきて、それ以外のオプションがなかった。かつ本田・香川の調子が悪いため、このサッカーが破綻してしまったことが全てだと思います。彼らは全く走れてなくて、パスだけでサッカーしていたので、それだと簡単にボールをとられてしまう気がします。
ザッケローニ監督の采配も問題視する人も多いですが(特に長谷部の後退は痛かった、柿谷の投入後のパワープレイは??)、もともと彼の采配はあんまり効果的でないことが多かったので、本番だけ効果的な采配を期待するのも酷な話です。
いきなり選手の調子が良くなることは考えにくいですし、ザッケローニ監督も選手採用や采配をいきなり変えてこないと思いますので、予選突破はかなり厳しい気がします。なんとなくドイツWCのときと雰囲気が似ている気がします(大会前の監督批判の少なさ、主力の不調、控え層の薄さ、初戦の負けっぷりなどのイメージが被って見えます)。日本代表にはその予想を裏切ってほしいところです。