オリエンタリズム

 

オリエンタリズム〈上〉 (平凡社ライブラリー)

オリエンタリズム〈上〉 (平凡社ライブラリー)

 

 

オリエンタリズム〈下〉 (平凡社ライブラリー)

オリエンタリズム〈下〉 (平凡社ライブラリー)

 

 

パレスチナの哲学者であるエドワード・サイード氏による「オリエンタリズム」に関する考察です。この分野に関しては名著と言われている本で、以前から興味があったのですが、ようやく読むことができました。
サイード氏は、「オリエンタリズム」を中東研究や中東に対する異国情緒という辞書的な意味だけで捉えずに、中東に対するヨーロッパの思考の様式、もっと言うと支配の様式だと、多数のテキストを引用しながら説明しています。
詳しいことは引用しませんが、中東やパレスチナに興味がある方は一読して、損はないと思います。