第79回 皐月賞

  • 中山11R 芝2000m G1

牡馬クラシック第一弾のレースを一番人気のサートゥルナーリアが勝ちました。
サートゥルナーリアが抜けた一番人気で圧勝するのかなとも思いましたが、直線の攻防はなかなか熱く、面白いレースでした。

先段につけていたヴェロックスが4コーナーで先頭に立ち、そのすぐ直後からサートゥルナーリアが追い出しました。ヴェロックスの抜け出しが素晴らしかったですが、サートゥルナーリアもその外から猛追したものの差がなかなか縮まらずに、しかも内からダノンキングリーが伸びてきました。
最終的にはートゥルナーリアが頭差抜け出しました。先に抜け出して余力が残っていないと思われたヴェロックスが2着に粘りました。ダノンキングリーはハナ差及ばずの3着でした。この3頭の力が抜けているなと感じました。

サートゥルナーリアは着差はわずかでしたが、それでも休み明けで負けなかったことから力の差を感じました。
ヴェロックスは川田騎手の積極的な騎乗が見事で、それに応えた馬も立派でした。今までは相手が楽だったため、能力だけで勝ってきた印象でしたが、今日のレースを見て本物だなと思います。ただ今回消耗が大きそうなので、疲労回復がダービー好走のポイントになると思っています。もともと古馬になってから期待していた馬でしたが、今日一番驚きました。
ダノンキングリーは内から抜け出した戸崎騎手の騎乗が見事でした。ダービーは距離延長に対応できるかがポイントな気がします。

朝日杯馬のアドマイヤマーズは4着で力のあるところは見せたと思います。今回はいつもと違い差しの手でしたが、それでも上位3頭とは力の差を感じました。