棟方志功の言葉

仕事をしていくということよりも、わたくしは、「生んでいる」という仕事を願い、したいと思っているのです。自分の手とか、腕とか、からだを使うということよりも、板画がひとりでに板画をなして行く、板画の方からひとりで作品になって行くというのでしょうか。ー少しくどいでしょうが、板画が板画を生んでいる、そいういうありさまを、わたくしは非常に大事だと思うのです。そして、それにこそ、どの仕事よりも、より仕業への真実というものがあるのではないかと思うのです。
(出展:板極道)

職人らしい言葉で格好いいなと思ってしまいました。