長谷川等伯展

駅に展示されていたポスターが印象的で、展示期間がたったの1ヶ月しかなかったので、チャンスがあれば見に行きたいなと思っていました。仕事で午後休みがとれたので見に行きました。
長谷川等伯についての予備知識がほとんどない状態(安土桃山時代に活躍した以上の知識はなかった)で鑑賞しましたが、楽しめました。
墨絵や金碧障壁画の印象が強かったですが、もともとは熱心な法華経信徒で日蓮宗関連の仏画などを書いていたのは初めて知りました。
一番印象に残ったのは秀吉の長男鶴松を弔うために作成された『楓図壁貼付』、『松に秋草図屏風』(どちらも国宝)です。絵も素晴らしいのですが、金箔を贅沢に使っていて、当時の天下人の財源の凄さにも感心してしましました。


平日の昼間に鑑賞しましたが、それなり混雑していました。土日だと結構混雑しているかもしれません。というのも(後で知ったことですが)等伯の現存する作品が80点余りで、そのほとんどが展示されていたからなんですね。多くの作品が北陸、京都の寺院で管理されているものですから1度に鑑賞できる機会はなかなかないでしょうから、少しでも興味のある方は鑑賞して損はないと思います。わたしも久しぶりにゆっくり美術鑑賞ができて楽しかったです。