三本木農業高校 馬術部


馬好きなことに加えて、地元の高校をとりあげたという設定が気になり劇場で見てきました。地元民を除いて、このタイトルで触手がそそられる人はいるのか不安なのですが。
舞台となった高校には行ったことがないのでわからないので、内部のことはわからないのですが、役者さんが基本的に地元語を使っていてびっくりしました。特に柳葉敏郎がよかったです。
それから十和田観光鉄道というローカル鉄道が走っていましたが、未だに潰れずに走っていることに少し感慨深くなりました。


さて、内容の方ですが基本的には高校生が馬術を通して、馬や仲間との絆を深めて成長していく青春映画です。オーソドックスな青春映画でいいお話です。
出産シーンや子離れシーンなんかは理屈抜きで感動します。子離れシーンは競技馬なら経験することだとわかっていてもいざシーンを見ると感情移入してしまいましたよ。
馬術シーンなどは役者さんが代役を使わずにがんばっているのも凄いですが、何より馬の演技が凄いです。CGはないので、人間の意図通りに演技させるのは難しいと思うのですが、ほんとにすごいと思いました。


校長先生が顧問や生徒をかばうシーンが印象的だったのですが、(以下は本編とは直接関係ないことですが、)自分の高校のときのことを振り返ったら校長先生と話した記憶がほとんどないなあと思ったりしました。正直顔も思い出せないぐらいですからね、残念です。