第26回 ジャパンダートクラシック

  • 大井11R D2000m Jpn1

ダート3歳3冠の最終戦だったジャパンダートダービーが名称が変更され、時期がアメリカスタイルの7月から10月頭に移動しました。ジャパンダートダービーを継承して第26回とはなるものの、実質始めてのレースと言っていいと思います。

レースはケンタッキーダービー3着のフォーエバーヤング、東京ダービー勝ち馬のラムジェット、前哨戦の不来方賞の勝ち馬サンライズジパングレパードSの勝ち馬のミッキーファイトなど錚々たるメンバーが集まりました。開催時期がズレたからケンタッキーダービーに参戦したフォーエバーヤングが出走し、かなり楽しみな一戦でした。

レースは不来方賞2着のカシマエスパーダが逃げました。その後をフォーエバーヤング、サンライズジパングが追走し、ラムジェット、ミッキーファイトが中段に待機しました。
普段後方に待機しているイメージのフォーエバーヤングが好位を追走しているのが意外でしたが、アメリカの先行勢のダッシュ力が早いんだなとも思いました。向正面でラムジェットが好位に進出し、盛り上がりました。

フォーエバーヤングが4コーナーを曲がり切ってから先頭に立ち、結局最後まで押し切りました。ラムジェットは3~4コーナーでなかなか加速せず、4着に沈みました。早じかけしたせいで最後垂れることを心配しましたが、最後の最後で一伸びしたように見えました。
2着には直線外から伸びたミッキーファイトが入りました。残り200mくらいではフォーエバーヤングを凌ぐ勢いで交わすかなと思いましたが、そこからフォーエバーヤングが再度加速して、最後まで差がつまらなかように見えるました。最後は力負けのような形に見えましたが、それでもこのメンバーで2着に入ったことは素晴らしいと思います。
サンライズジパングが3着を確保しました。1,2着とは力差がありましたが、それでも3着を確保した武豊騎手の手綱捌きは流石でした。
地方勢だと戸塚記念勝ち馬のサントノーレが積極的なレース運びで頑張りましたが、最後7着に沈みました。先行勢に厳しい流れになりましたし、JRAの上位勢との力差を感じました。

楽しみなメンバー構成でしたが、フォーエバーヤングの強さが際立ったレースでした。次走BCクラシックだと思われますが、頑張って欲しいです。
2着以下の上位陣が前哨戦の勝ち馬ばかりでしたので、レース体系として機能しそうな感じですね。