第19回 中山グランドジャンプ

  • 中山11R 4250m J・G1

障害レースのレビューをすることは少ないですが、オジュウチョウサンの強さにびっくりしました。

これで年度をまたいでJ・G1を3連覇したことになりましたが、重賞6連勝というのも記憶になく、本当に強いです。

レース振りも安定していて、先行してから、2周目の3コーナーで先頭に並んで勝つという横綱相撲でした。4コーナーで2着のサンレイデュークが並びかけた時も鞍上も焦ることなく、ほとんど鞭を使わずに3馬身半突き放して勝ちました。

圧倒的な強さなので、海外での走りも見て見たいです。障害だとリスクが高いので難しい面が多いと思いますが、こんなにワクワクする馬はなかなかいないので期待したい気持ちもあります。残念なのが去年も今年も海外からの挑戦馬がいなかったことです。カラジとまではいかなくても海外の強豪を競い倒すところを見てみたいです。

この馬は障害でもオルフェーブルや父親ステイゴールドみたいに重心を低くして走っており、その姿も印象に残ります。

夜は短し歩けよ乙女

 

「夜は短し歩けよ乙女」 DVD 通常版

「夜は短し歩けよ乙女」 DVD 通常版

 

森見登美彦さん原作のアニメ映画をレイトショーで見てきました。そこそこ人気で半分くらいは埋まっていたと思います。

数年前に森見登美彦さんの「四畳半神話体系」をアニメ化した湯浅監督を中心としたスタッフが手がけたということで期待して見に行きました。

原作は数年前に読んでいたのですが、話のあらすじはかなり忘れてしまっていて(ヒロインの乙女があんなに大酒飲みだった印象はなかったです)、初見の気持ちで見ました。最後のまとめはよかったと思います。「四畳半神話体系」(前作)を楽しめた人なら楽しめると思います。ただ前作のキャラが分かっていないとついていけないシーンも多く、前作見ていないと面白さが減るかもしれません。

また前作は1話完結という体を取りながら、1クール全体を通して構成が練られている点が面白かったのですが、90分という制約があったので、複雑な伏線が張れず、その点は物足りなく感じました。

主役格の「先輩」役を演じた星野源さんの演技は良かったですが、それ以上に前作の浅沼さんの演技が凄すぎたので、その点も損してるなと思いました。

 

最後に本編とは関係ない話ですが、上映前の予告編でアニメ作品がたくさん紹介されていました。去年の「君の名は」以降、アニメ映画が増えた、という話を聞いていましたが、触手をそそられる作品は特になかったです。以前よりもアニメ作品を見る層は増えているとは思いますが、アニメなら何でもOKではなくて、ヒットするには裏付けや、作品の魅力がないと難しいと感じてます。

 

(updated on 17/Apr/2017)

花見@新宿御苑

土曜日の午後、桜を見に新宿御苑へ初めて行ってきました。
桜の名所なので、それなりに混んでいるとは思っていましたが、想像以上でした。閉門時間近くの3時頃でも入場するのに15分くらいかったほどです(手荷物検査と入場料支払いのため)。日本人はもちろん、海外からの観光客も多い印象でした。
天気は快晴ではなく、時々小雨が舞う天気でしたが、桜が見頃だったため、人が多かったと思います。実際、園内にはたくさんの桜の木があり、大体満開でした。少し風が吹くと散り始める感じで、一番いい時期だったと思います。
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園内はかなり広くて、5-6割ほどしか回らなかったと思いますが、たくさんの桜の花を満喫できました。たくさん写真を撮りましたが、池との写真は映えますね。
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またアルコールが禁止されているので、騒がしい人がいない点もgoodでした。天気が良ければ芝生に寝っ転がりたがったのですが、小雨で湿っていたので断念しました。

帰りは千駄ヶ谷門から出て、原宿まで散歩しました。それなりに距離はありましたが、東京体育館やお店が点在していて、飽きずに散歩できました。

cherry blossom

四月になりましたが、例年よりも寒い気がしています。桜も1年前は満開でしたが、今年は咲くのが遅い気がします。

それでも家の近くの小川沿いの桜並木の桜が咲き始めました。f:id:masimo:20170331083303j:plain

引っ越すまでは知りませんでしたが、この辺りではそこそこ有名なスポットらしく、日曜は宴会をしている人が結構いました(土曜は雨だったため、人は少なかったです)。普段閑散としているので人が多く感じましたが、目黒川などと比べると格段に人が少ないので、ゆっくり楽しめると思います。

まだ蕾もありますが、桜の花を見ると春になったなと感じます。

けものフレンズ

この作品は冬のクールに放送されたアニメです。

あらすじは、『ヒト化した動物たちと出会った主人公が、みんなと仲良く超巨大動物園であるジャパリパークを楽しく巡る大冒険物語3Dアニメ』です。

放送開始当初はそれほど注目されていませんでした。3-4話あたりから話題になり始め、5話から視聴開始しました。開始当初は「すごーい」、「たのーしー」といったキャラのIQ低下を招く発言が話題になったこともあり、ほのぼのとした世界観を描くだけの作品かなと思っていました。
ただかわいいだけでなく、元の動物の特徴も描かれていたり、動物園の飼育員さんにインタビューしたり、動物アニメとしてよく取材されている点は感心しました。
とはいえ、1話を見たときは可もなく不可もなくレベルでした。低予算による3Dの雑さが気になるほどでした。

しかしながら、4話で人間の絶滅をにおわせる不穏な要素が出てきたあたりから、一味違うかもと感じ、楽しみになりました。ほのぼの要素と不穏な謎解き要素がいい塩梅でミックスされていたと思います。ストーリーが面白く感じると、最初感じた3Dの雑さはそれほど気にならなくなりました。

後半に向けて謎解き要素が徐々に解明され、ラストで絶体絶命のピンチになった主人公を、全キャラが救出する展開はとても熱かったです。ラストの2話(11-12話)はストーリに引き込まれました。所見の際は何とも思わなかった1話が伏線の塊である演出にも驚きました。
ラストはきれいに大円団で締めつつも、続きを予感させる終わり方で、文句のないエンディングだったと思います。

またOP/EDともにテーマソングがよく、どちらも歌詞がすばらしいですし、OPはオーシイマサヨシさん作曲のキャッチーな楽曲で楽しめました。
声優さんの演技もアドリブが効果的で、キャラの魅力を引き出しており、全スタッフのがんばりが見事にかみあって、すばらしい作品になったと思います。

 

この作品は色々逆境があったのです(マルチメディア展開でありながらアニメ放送前にアプリやコミックが終了してしまう、大人の事情でアプリ版から声優がほぼ全取っ替えされるなど)が、それを乗り越えて人気にさせたスタッフの手腕は本当にすごいと思います。特に声優変更をうまく利用した演出はすごかったと思います。

少ない予算にも関わらず、最高のエンターテインメントを提供してくれたスタッフの方々にただただ感謝です。

 

(updated on 04/Apr/2017

味玉ラーメン@はやし

渋谷にあるラーメン屋さんでお昼を食べました。
前から行きたかったラーメン屋でしたが、平日&土曜の昼間しか営業していないため、今まで機会が合わなかったのですが、外出の合間でお昼前に訪問することができました。

お昼前でも行列ができていました。カウンターだけのお店なのですが、回転が早く、15分程度外で待って入店できました。
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スープは魚介とんこつベースで濃厚なのですが、重たくなく食べやすかったです。麺は中太麺でスープとの相性も良かったです。普通盛りでもそこそこボリュームはありました。このようなタイプのラーメン屋さんは関西になかったので尚更美味しく感じました。
店内は店主さんと奥さん?で切り盛りされていたのですが、仕事ぶりが丁寧なのが一番印象に残りました。
最近は渋谷に美味しいラーメン屋が増えたなと思います。

(updated on 01/Apr/2017)

ドバイワールドカップ(2017年)

  • メイダン D2000m G1


【世界最強】2017ドバイワールドC アロゲート

とにかくアロゲートが強かったです。スタートは出遅れて、後方3番手を追走した時は、らしくないレース振りでどうなるか心配でした。しかし、3コーナーからのまくりは圧巻でした。直線入り口では先段に追いついて(他馬が必死に追っている中)、残り200mで先頭にたち、2着のガンランナーに2 1/4差をつけて勝ちました。ガンランナーの鞍上が鞭で追っているのに、アロゲートは直線では鞭を使ってないので、力差があるなと感じました。
自分のレースの形ができなかったのに完勝されると次元が違いますね。この馬は4歳とは言っても、厳しいローテを歩んでないので(3冠に間に合わなかったのですが、トラヴァースS→BCクラシック→ペガサスWC→ドバイWCで、まだ8戦しか経験していません)、これからも活躍が見込めそうで、この先どこまで勝ち続けるのか予想できないです。

アロゲートの強さばかり際立ちましたが、2着のガンランナーをはじめ、アメリカの一線級相手だと日本馬は相手にならないなと感じました。やはりワールドカップはダートで施工された方が、アメリカの一線級が参戦してくれるので、レースレベルが高くなって、見ている分には楽しいです。


最後に日本馬について簡単に触れます。
まずラニさんは好スタートを切ったのに、しかも鞍上のムーア騎手が必死に押していったのにも関わらず、最後方にズルズル下がってしまったのを見て、「えっー!」って思ってしまいました。その後道中でもムーア騎手が追い通しでしたが、それでも最後方追走でした。最終的には8着まで追い上げましたが、鞍上のムーア騎手が距離が足りないと言っていたようで、もう適鞍がない気がしてしまいます。

アウォーディー武豊騎手の好騎乗もあり、5着に健闘しましたが、アロゲートとは10馬身以上の差がついてしまいましたから、、惜しいとは言えないですね。

26km

今日は特に予定がないこともあり、大会以外で初めて25kmを走りました。ハーフを超える距離を走ったのも、初マラソンの東京マラソン以来だと思います。
川沿いを走ったのですが、最後バテないように前半は飛ばさないように気をつけました。初めて走るコースだったのと、向かい風だったこともあり、そんなに突っ込まないようにしたつもりでしたが、5分前半/1km で走りました。
折り返してからは追い風でしたので、少しペースをあげたのですか、21−23kmくらいでバテてしまいました。。最終的に5分半のペースでまとめられたのでよかったです。また歩かなかったのも良かったです。
ただ現状の体力的だと、歩かないで走れる限界が30kmくらいかなと印象です。フルマラソンを走るなら、もう少し体力つけないと厳しいなと思いました。これから暖かくなりますし、余裕があれば月一回はこれくらいの距離を走るようにしたいです。


夜は、圧力鍋で作った煮物を食べましたが、適当に作った割には美味しかったです。
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鶏モモ肉を塩、胡椒、酒で炒めた後(皮に焼き目を入れることを意識して)、里芋、かぼちゃ、ネギとめんつゆ、水を入れて煮込みました。沸騰してから5分ほど煮たのですが、どの素材も十分に煮込まれていて、我ながら美味しかったです。特に里芋がとろとろで、びっくりしました。

翌日は予想外にほとんど筋肉痛にならなかったのが意外でした。生活に支障が出ないので良かったです。

第31回 フラワーカップ

  • 中山11R 芝1800m G3

今年初めての競馬の重賞のレビューです。牡馬、牝馬ともにクラシックのステップレースが大体終わりましたが、牡馬はレベルが低いといいますか、混戦模様ですが、それに対して牝馬は今日勝ったファンディーナをはじめ、レベルが高い馬が多く、楽しみです。

今日のレースですが、ファンディーナの強さだけがただただ際立つレースでした。
ファンディーナは好スタートから2番手を追走し、きちんと折り合っていました。残り400mで先頭に立つ時に仕掛けただけで、直線は馬なりで後続に5馬身差をつけて勝ちました。直線も鞍上の岩田騎手がターフビジョンを見るくらい余裕があったほどで、力差だけが際立ちました。
前走は追い込みの競馬でしたが、最近はスローペースの展開が多いので、折り合いに難がなければ、今日のような先行のレースの方がパフォーマンスを出せると思います。その点、岩田騎手は合っていると思います。
次走、どこになるかわかりませんが、マイルに短縮せずに、皐月賞でも面白いと思います(相手が弱いというのもありますが)。新馬戦から注目していましたが、重賞でこんなパフォーマンスを出せると思っていませんでしたから、びっくりしました。
この馬はディープインパクト産駒ですが、ディープ産駒の一線級は牡馬よりも牝馬の方がスケールが大きい馬が多い気がします。

大洗海楽フェスタ

大洗の海楽フェスタというイベントに遊びに行ってきました。久々の遠出だったので楽しみでした。大洗はガルパンの聖地として認知されている方も多いと思いますが、地元のお祭りとアニメのイベントが融合して、全国でも珍しいよいお祭りでした。

上野から常磐線特急に乗って向かいました。常磐線の特急は揺れが少なく、立ちぱなしでも、まあまあ大丈夫でした。水戸から鹿島臨海鉄道に乗り換えました。鹿島臨海鉄道はそんなに混雑していませんでしたが、明らかにガルパンファンが多かったです。鹿島臨海鉄道水戸市内でも田園地帯を走っている印象でしたが、大洗駅周辺は住宅が多く、予算が潤沢なのか道路も立派に整備されていました。
大洗駅には11時半前に到着しました。駅にもガルパンの展示物があり、地元のおばちゃんは「よく知らないけど、これ人気あるみたいだね」と認知はされているだなぁと感じました。メイン会場の大洗マリンタワーまで徒歩で向かいました。駅から10分程で到着しました。

会場のステージにはキャストのトークショーの前にも関わらず、人が一杯で私は後方で立ち見しました。朝の電車から、トークショーの間までずっーと立ちっぱなしでしたので、少し疲れました。ただ前方の人たちが、整然と座っていたので、ストレスは感じませんでした。客層は男性が圧倒的に多く、若い人とおじさんが半々かなという印象でしたが、全体的にマナーが良かったと思います。
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キャストのトークショーは12時から1時間で終わりました。西住みほ役の渕上舞さん、五十鈴華役の尾崎真実さん、アンチョビ役の吉岡麻耶さん、そど子役の井澤詩織さんが登壇されました。キャストの皆さんが登壇された時は盛り上がりました。大洗のPRや最新作の公開日程などの発表がありました。他にもGWのイベントの紹介もありましたが、大洗での爆音上映など人気があるなと思いました。大洗のPRでは、ゆるキャラのあらいっぺ、プロレスラー兼大洗観光大使ガルパン広報大使蝶野正洋選手、そしてマスコットのボゴが来て、盛り上がりました。あっという間の1時間でした。
昼間は暖かくて、上着なしでも大丈夫なほどでした。

その後は近くの屋台で昼ごはんを買いました。あんこう汁は野菜たっぷりで、アンコウの身が入っていて美味しかったです。アンコウは癖のない白身で食べやすかったです。
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トークショーでもPRされていた、しらす丼はしらすのボリュームが多くて、ほどよい塩味でおいしかったです。

夜までステージで目立ったイベントがないため、商店街をぶらぶらしました。メイン会場のマリンタワーから近く、私と同様に商店街をぶらぶらしている人がたくさんいました。商店街では出店が開かれていて盛況でした。店頭にガルパンキャラのパネルが展示されているお店がたくさんありました。だからだと思いますが、アニメグッズを身につけている人だけでなく、コスプレイヤーもいましたが、そのような方々も普通に受け入られて、珍しい光景でした。こちらのお店の店内には戦車のオブジェがあり、ガルパンが溶け込んでいるなと思いました。
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それから海外からのファンも多かったです。アジア系の他にも欧米系が多いのが意外でした。
街が活性している要因として、ガルパン効果は無視できないのですが、魅力的な商品を提供していること(出店の食べ物は美味しいものが多かったです)や、街の祭りと商店街が連動して、お客を商店街に誘導できる仕組みが出来上がっていることは大きいと思いました。
特に駅と商店街とシンボルであるマリンタワーの位置関係が徒歩圏内であることが大きいです。地方のシンボルタワーは郊外の離れた場所に建てられることが多いのですが、そうなっていないのは大きいと思いました。

その後は大洗港に行きました。直接太平洋に面していないため、潮の香りは強くはなかったですが、海を見るのは久しぶりで、海は大きいなあと思いました(もっと色々感じたのですが上手く言語化できず)。
港にフェリーがありました。おそらく苫小牧とを結ぶ便で使われるものだと思うのですが、15年程前お世話になったので懐かしく感じました。当時時間的、金銭的にベストチョイスでした。
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その後アウトレットに行きました。クチコミで見た通り、半分以上の店舗がCLOSEされていて、お世辞にも活気があるとは言えませんでした。建物内に3.11の被害写真コーナーがあったのですが、このアウトレットだけでなく、大洗の街中が津波の被害を大きく受けたのを見てショックを受けました。そう考えると、半分でも営業を続けているのは偉いなと思います。また商店街の活性ぶりを見て、街全体でも本当に立ち直ったんだなと、しみじみ思いました。今や秋のアンコウ祭りに10万以上の人が集まりますからね。
アウトレット内の地元のコーヒー屋さん(SAZA COFFEE)でカプチーノをいただきました。コーヒーの味がしっかりして美味しかったです。
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夜はアニソンDJの後、花火を見て帰りました。夕方以降になると、風がそこそこ吹いていたせいもあり、寒かったです。この時期の花火は珍しいですよね。花火をじっくり見たのは久々でしたが、良かったです。
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混雑を避けるために、少し早く会場を後にしました。駅までの帰り道でも花火が見れたので、ちょうど良かったです。
朝から歩き回り、結構疲れましたが、充実した1日でした。