遠い太鼓

遠い太鼓 (講談社文庫)

遠い太鼓 (講談社文庫)


村上春樹のヨーロッパ滞在紀です。特にイタリア、ギリシアに行ってみたい人は読むと参考になるかもしれません。

なんとなくヨーロッパの生活に憧れる人は多いと思いますが、住んだら住んだで大変だなあと思いました。特にイタリアには絶対に住みたくないと思いました(笑)。


特に行ってみたいなと思ったスポット。

レスボス島の美術館(ギリシア
  • 地元の画家の美術館とピカソ、ブラック、レジェ(キュビズムばかり?)の小品を扱った美術館の2つ。監視が見張りきりでないところも緩くていいなあと。
キャスル・クーム(イングランド
  • イギリスにも温泉あるんですね。単純に入ってみたい。最寄駅からサイクリングで行くのも楽しそう。
キャンティー地方
  • ワイン飲んでみたい。食べ物もおいしいみたいですし。特に印象的だったのが、スイス人の人が(本人の意思とは無関係に成り行きで)営業していた旅館です。それでも一生懸命働いているスイスの人が素敵です。そんな旅館に泊まってみたいな。


オーケストラコンサートのお話が出てきます。日本人はヨーロッパのオーケストラはすごいと妄信しがちですが、やはり得意とはいえない曲もあるし、コンディションによって出来のよしあしも変わりますから、全部が全部すばらしいとは限らないなと思いました。