凱旋門賞(2017年)

  • シャンティ G1 芝2400m

3歳牝馬のエネイブルが圧倒的な強さで勝ちました。
好スタートから、道中は3番手追走という理想的な展開でしたが、他馬からのプレシャーが激しく厳しいレース内容だったと思います。
それでも直線残り350m時点で先頭に立ってからも後続を突き放して、結果的に2着に2 1/2の差をつけて、勝ちました。
また鞍上のデットーリ騎手の手綱さばきも見事でした。
3歳牝馬キングジョージ凱旋門賞と制覇した馬は初めてとのことで、記録の上でも歴史的な名馬だと言えます。

日本からはサトノダイヤモンドサトノノブレスが参戦しましたが、全く見せ場がありませんでした(15、16着)。
サトノダイヤモンドは58kg以上の斤量で連帯経験がなく、馬場の相性が悪いのはありますが、負けすぎな気がします。フォア賞の結果から期待していませんでしたが、本当に残念です。日本に帰ってから立ち直れない可能性も感じます(去年のマカヒキのように)。特にディープインパクト産駒は日本の軽い馬場に特化している印象があり、海外の馬場を苦にするタイプが多い印象を受けます。
サトノノブレスは当初ラビット設定でしたが、ラビットのレースぶりが合わないのと、サトノダイヤモンドの調子が今ひとつというのがわかっていたからか、普通にレースをして遠征したのが勿体無いなと思いました。一部で同オーナーが管理するサトノクラウンを推す声もありましたが、ムラが激しくて、今年の相手だと勝つのが厳しいので遠征見送りは良かったかもしれません。
キタサンブラックも遠征のプランがありましたが、今年に関しては先行馬にはタフな展開でしたので、同様に見送ってよかったように思えます。

(updated on 3/Oct/2017)