第81回 菊花賞

皐月賞日本ダービーを勝ったコントレイルが勝ち、父のディープインパクトと同様に無敗で三冠馬になりました。
サリオス不在の同世代とは勝負付は済んだかなと思っていましたが、2着のアリストテレスとのデッドヒートをクビ差凌ぎました。アリストテレス鞍上のルメール騎手はスタートから徹底してコントレイルをマークして、最後まで猛追していました。それにしても先週のデアリングタクトもそうですが、エピファネイア産駒の爆発力はすごいですね。今後強い仔が出てきそうですね。

一方でコントレイルは好スタートから先行したものの若干かかり気味でしたが、最後までアリストテレスを抜かせず、勝負根性の高さを感じました。3着以下を離してはいるものの、3馬身半程度で、最近の三冠馬ディープインパクトオルフェーヴル)のパフォーマンスと比べると物足りない感じはあります。長い距離が向かないのは確かですが、3歳のダービー頃に完成するディープ産駒の特徴が出てしまうと、古馬になってから苦戦するのかと少し心配です。
とはいえ世代No.1であることには変わりがありませんし、しかも無敗で達成したのですから立派なことです。鞍上の福永騎手をはじめとしたスタッフの方々を祝福したいです。牝馬のデアリングタクト含め、牡馬、牝馬ともに無敗の三冠馬が現れることは今後見れないでしょうし。