第25回 ジャパンダートダービー

  • 大井11R D2000m G1

前にも書いたと思いますが、来年からダート重賞体系が大きく変わるため今回が最後のレースになりました。そのような状況ですが、無敗の南関3冠馬が誕生しました。
現在の南関3冠レースは4月下旬〜7月中旬の短期間に集中していること(USの3冠にならって)と最後のレースが交流重賞でレースレベルが格段に上がるため、非常に難易度が高いのですが、ミックファイアが3冠を達成しました。しかも無敗で、2001年のトーシンブリザード以来の快挙でした。

レースは武豊騎手騎乗のミトノオーが逃げました。3コーナーから突き放しにかかり、4コーナーを回ってからはセーフティリードに見えました。
一方ミックファイアは先行勢の後方を位置していました。今までよりも相手が厳しいこともあり、簡単に先行させてもらえなかったように見えました。そのような展開でも4コーナーでは外から進出し、ミトノオーを追いかけました。そして残り50mほどで交わしました。その後も脚色は衰えず、2着に追い込んだ6番人気のキリンジを2馬身半差離しました。
ミトノオーが最後の最後でぱたっと止まってしまったものの、武豊騎手お得意の逃げのパターンで逆転は難しいかと思いましたが、ミックファイアと御神本騎手が最後の最後まで諦めずに追走する姿に応援してしまいました。ミックファイア陣営に対する贔屓はあるものの、素敵なレースだったと思います。

最後の最後で大井所属馬が3冠を達成してよかったと思います。夏場は十分に休養&リフレッシュして、秋以降もG1戦線を賑わしてほしいです。