第69回 東京大賞典

  • 大井9R D2000m G1

年末のダート中距離の大一番はレモンポップが参戦しなかったものの、昨年の優勝馬ウシュバテソーロや今年の南関三冠馬ミックファイヤなどが参戦しました。今年は9頭という小数頭のレースとなりました。

逃げを主張する馬がいなかったこともあり、前走チャンピオンズカップを追い込んだウイルソンテソーロが引っ張る展開となりました。一方ミックファイヤはスタートが合わず後手をとり、ウシュバテソーロはいつも通り後方待機の形でした。
ウイルソンテソーロは直線入口から突き放しにかかり、残り50mくらいまでは先頭でしたが、最後ウシュバテソーロに差し切られました。3着には2番手でレースを進めたドゥラエレーデが3着に入りました。

積極的なレースを展開したウイルソンテソーロの原騎手は本当に見事でした。ウシュバテソーロは3コーナーから進出を開始したものの4コーナーで大外で普通なら負ける展開ですが、自力で差し切ってしまいました。かなり強いですと思います。鞍上の川田騎手も堂々としていたと思います。最後の2頭の接戦はかなり見応えがありました。
一方でミックファイヤは体調もいまいちそうでレース展開もチグハグでしたので、来年仕切り直しで改めて見てみたいです。同じく3歳のドゥラエレーデは負けたとはいえ、最後までしぶとく伸びていましたし、ダートだと安定してそうです。鞍上のムルザバエフ騎手とのコンビだと安定感が増す印象です。

(updated on 31/Dec/2023)