モンテレッジョ 小さな村の旅する物語

イタリア在住の内田洋子さんによるエッセイです。イタリアの山間にあるモンテレッジョという村をテーマにした本です。ここの村人はかつて本の行商で生計を立てていたというユニークな場所で、前半は著者とモンテレッジョとの出会いや村の様子や行商で生計を立てるようになった背景などが描かれています。後半はモンテレッジョ出身の方々の過去のエピソードが多めで、個人的にはそれほど興味はそそられませんでした。

イタリアには数日しか行ったことがありませんが、現地の空気感や現地の人々の温かさが伝わりました。文章が非常に読みやすく、また写真も多いため飛行機などの機関紙の旅エッセイのノリでサクサク読み進められることができました。
本が好き、イタリアが好きという方なら楽しく読み進められるかと思います。