帰国のための渡航書

結果的にパスポートを紛失したため、サンフランシスコの日本領事館で現在のパスポートの失効、及びテンポラリのパスポート(帰国のための渡航書)の発行手続きをしてきました。

領事館が9時半にopenするため、ホテルを8時に出発しました。ハイウエイ(101)はかなり渋滞していました。サンフランシスコに向かう人は多いなと思いました。
空港と山を越えると海が見えてきて、その時はテンションが上がりました。
市内もかなり渋滞しており、市内は車移動は避けた方がいいかもしれません。

領事館に到着した後は必要な書類を記入し、このほかに警察の被害届、帰りの航空券のe-ticketのコピー、ESTAのコピー、戸籍謄本のコピー、写真(USだと無人の写真撮影機はなく、pharmacyで撮影してもらうみたいです)を提出しました。
「戸籍謄本は不要で、運転免許証で十分」と説明しているWeb siteがありますが、おそらくこれは運転免許証に本籍地が記載されていた時代の話で、本籍地を記載しなくなった今は通用しないと思います。
戸籍謄本は自分で調達できないため、前日に親に電話してFAXするように依頼したのですが、即時に対応してくれて本当に感謝しています。

あと注意すべき点として、出発の1日前or2日前しか発行してもらえないことです。つまり早く行っても無駄足になるので、注意した方が良いです。

領事館は閑散としていて、特にトラブルもありませんでしたが、発行まで4時間要しました。
帰国のための渡航書を入手した時は安心しました。
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待ち時間の間はユニオンスクエア周辺を散策しました。
領事館から徒歩で15分ほどで着きました。安全のために人通りが多いMarket streetを歩いて行きました。午前中は人はまばらでしたが、お昼過ぎだと人が多かったです。

ユニオンスクエアの周りは観光客が多かったです。お店としては高級ブティックやホテルが多く、観光客エリアでした。
アップルストアで発売されたばかりのiPhnne8+を触って遊んでました。当初は値段の高さのせいで興味がなかったのですが、例の盗難でiPad miniを失い、iPod touchの電池の減りが激しいため、買い足してもいいかなーと悩み始めています。
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この辺りはシリコンバレーとは違い、新旧入り混じった高層ビルがビルが林立していますが、NYと比べると歴史の重厚さを感じないせいか、物足りなさをかんじました。街中に入ると勾配が急で、有名なケーブルカーが走っていました。
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お昼は大阪風うどん屋さんできつねうどんをいただきました。たしかに麺のやわらかさ、出汁の風味は関西風で、なによりもお腹に優しいのが嬉しかったです。あと$10未満で食べられたのが何よりステキなポイントでした。
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(updated on 1/Oct/2017)

車中荒らし@US出張

二日目の夜に、Cupertinoのレストランの駐車場で車中荒らしに遭い、PCをはじめとした仕事道具一式やパスポートを紛失しました。
レストランから離れたところ(しかも電灯が少なく暗かった)に駐車していたのですが、夕食中の1.5時間くらいの間にやられました。

しかも手口がかなりこなれており、プロの犯行に見えました。右のリアドアのガラスをやぶり、後方座席をぶち開けて、トランクの荷物がきれいに持ってかれました。

荷物はトランクにしまっており、先輩たちも荷物を置いていたこと、シリコンバレーは安全だろうと思っていたのが間違いでした。
ただ駐車した際、ガラスの破片が散らばっていたのですが、それが車中荒らしの犯行だと気づけなかったのが痛かったです。
とはいえ、空港の受付の人に話したらビックリされましたし、会社の人でも同様な被害に遭った人はいなかったので、警戒心が低かったのは仕方がないのかなとも思います。

警察を呼び、case#を入手しました。荷物は返ってくることはないとおもいますが、後でテンポラリのパスポートを入手する際に必要になります。
レンタカーは補償で追加費用なしで交換できました。

仕事のデータを紛失したのが痛いですし、iPad miniやモバイルバッテリーなど便利道具も大体失ったのが痛かったです。
当然PCがないため、通常業務の作業が止まったのが痛すぎました。

教訓は大事なものは常に身につけること、不必要な荷物は携行しないこと、車に貴重品を放置せずに持ち歩くorホテルに置いておくことです。

後で今回駐車した辺りなど数箇所で車中荒らしが多くなっている話を聞きました。真偽のほどはわかりませんが、自分でも事前に情報取集を怠らずに行うべきだと反省しました。
とくにトランクにラップトップPCを検知する道具があるらしく、トランクにPCを放置するのはシリコンバレーでも危険らしいです。

(updated on 1/Oct/2017)

US出張(2017)出発

この一週間仕事でUSに出張に行ってきました。
会社の先輩と一緒でしたので、準備や移動で困ることはありませんでした。西海岸は初めてでしたので、出発前はウキウキでした。
会社はシリコンバレーにあるのですが、サンフランシスコ国際空港に到着してから、レンタカーで移動しました。ハイウエイ(101)を通りましたが、周辺は高層ビルが全くなく、DELなどたくさんのIT企業の建物がありましたが、密集している感じがなく、敷地を広々と使っている感じでした。基本的に徒歩で移動する人はほぼなく、車社会で、田舎って感じでした。

あちらの午後の時間帯に到着しましたが、飛行機ではそれほど眠れなかったため、夜まで眠らないように気をつけました。
昼間はモールで買い物をしたのですが、台湾や東南アジアなんかにあるのと似たような感じで、GAP、UNIQLOなど日本にもある店も多く、特に買い物をしませんでした。
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(updated on 1/Oct/2017)

隠れた人材価値

隠れた人材価値 (Harvard Business School Press)

隠れた人材価値 (Harvard Business School Press)

良い人材の確保に力を入れている企業のケーススタディを紹介した本です。
筆者が以下のように「価値観」を重要視していて、それを反映した経営、人材育成するのが肝要だと言っていると理解しました。

(本書で取り上げた成功事例の)どの企業にも非常に分かりやすく、明快な言葉で表現された価値観があるという事実だ。しかも、社内の皆がこの価値観を広く共有していて、価値観が経営慣行の基盤として機能している。

どの企業も理解していることだと思うのですが、実践、社員への浸透は本当に難しいと思います。


この他気になった点として、この筆者は管理や指示を重視した制度を重視した会社をよくないと思っている節は感じられました。特に会長のロジャース中心に強固な管理システムを構築しているサイプレスに対する口調は厳しいものを感じました。

サイプレスの経営アプローチは、リスクを取って飛躍的なイノベーションを実現するのには適していない。技
イノベーションには不確実性が付き物である。ところが、サイプレス経営アプローチは行き届いたコントロール、モニター、情報の収集・共有によって、不確実性を小さくしようと意図されている。だからこそ、大量生産、低コストのSRAM市場で、これまで巨大企業に押しつぶされずにきたのである。しかし、大胆なイノベーションを目指す上では、上記のようなアプローチ、各種制度、インセンティブ、文化までもがマイナスに働いてしまうようだ。
サイプレスの事例から学ぶべき大きな点は、価値観や能力は重要ではあるが、長い期間にわたって高業績を上げ続けるためには、それらと戦略のベクトルを合わせなければならない、市場で役に立つ能力を生み出さなければならない、ということである。

だからか分かりませんが、成功事例として取り上げられる企業よりもサイプレスの事例は興味深く読むことができました。実際、筆者が冒頭でトルストイの名作『アンナ・カレーニナ』の有名な一文を引用していますが、その通りなのかなと思ったりしました。

幸せな家族はいずれも似通っている。たが、不幸な家族にはそれぞれの不幸のかたちがある。


現在、合併を経験していない世界のトップ企業はレアだと思います。だからこそ、合併の可否が企業の成長条件の1つだと考えています。その点に関して、シスコの事例の中で以下のように述べられていました。

重要なのはテクノロジーよりもむしろ人材で、M&Aを成功させるためには全力で人材流出を防がなければならない。複数の事業ユニットで上級副社長を務めるセルビー・ウェルマンによれば「わが社は敵対的な買収を行うことはありません。このルールを徹底するためには、買収プロセス全体を通してー買収後も含めてー誠実さと信頼を大切にすることです。全ての関係者に情報を漏らさずに伝え、『不意打ち』を避ける。こうして、できるだけ多くの社員に残ってもらえるようにするのです。」

巾着田 曼珠沙華祭り

西武秩父線高麗駅近くにある巾着田へ行ってきました。

高麗川の蛇行によって形成された巾着型の地形で、この時期は彼岸花(曼珠沙華)で有名らしいです。今まで認知していませんでしたが、西武鉄道のポスターで気になったので行ってきました。

西武秩父線で向かったのですが、秩父線に乗るのが久しぶりでした。この日は旧西武ドームソフトバンクの優勝がかかった試合があり、池袋発の電車には野球ファンが多数乗車していました。

最寄りの高麗駅は若干高地だからか涼しかった。またこの日は台風が接近していて雲行きが不安でしたが、鑑賞中は小雨だったので助かりました。高麗駅から巾着田まで徒歩で15分ほどでした。看板が若干わかりにくい箇所もありましたが、人の流れについていけば迷うことはありませんでした。道中も彼岸花が所々で咲いており、この一帯は群生地なんだなと感じました。天気に恵まれていない割には、思ったよりも人出が多かったように感じました。

 

入場料はたったの300円でお手頃でした。

敷地内にはたくさんの彼岸花が咲いていて、綺麗でした。お祭りの会期の初日でしたが、予想以上に満開でした。こんなに彼岸花が密集して咲いている場所はなかなかないと思います。

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巾着田をぐるっと回って歩きましたが、カーブを曲がっている感覚がなく、いつのまにか一周している感じでした。ただ45分くらいは歩いたはずで、結構疲れました。

園内には地元の食材を使った屋台もあり、楽しめると思います。

 

(Updated on 22/Sep/2017)

バイコヌール宇宙基地の廃墟

 

バイコヌール宇宙基地の廃墟

バイコヌール宇宙基地の廃墟

 

久々に本を買いました。ネットのまとめサイトで紹介されて知ったのですが、宇宙好きの私にとって、ヒットしました。

しかもあまり情報が出回っていない旧ソヴィエトの基地で、しかもソ連崩壊後放置されていた廃墟で、テンションが上がりました。

写真の説明は英語と日本語の両方で書かれており、英語の練習に都合が良かったです。

 

ソ連が崩壊してから25年以上経ちますが、シャトルや基地の朽ち果てた姿を見て、悲しくもあり、時の残酷さを感じたり、それこそ宇宙開発の話がお伽話とさえ思ってしまいました。

率直に言って安くはありませんが、宇宙、廃墟、ソヴィエトの複数に興味があれば満足できると思います。

 

津軽音頭@三味線おさらい会

今日は地区の民謡協会のおさらい会に出演してきました。毎年9月初旬に開催されるのですが、3年ぶりくらいに発表させてもらいました。

今回、個人的に頑張ったのは津軽音頭の三味線伴奏を一人で担当させてもらったことです。今迄何度か伴奏したことはありましたが、一人は初めてでしたので、とにかく曲を止めないように責任感が大きかったです。
津軽音頭は、上妻さんの演奏を聞いてから、あんな演奏をしたいなと思った曲でいつかは舞台で演奏したいとは思っていましたが、一人で演奏することになると緊張しました。
三味線としては見せ場の出だしがイマイチで、間奏も絡まって太鼓に助けてもらいましたが、止めることなく、最後まで弾ききることができて、最低限の仕事ができて、ホットしました。後で先生から「練習よりも唄と合っていた」と褒められて嬉しかったです。本番では必死に演奏してましたが、いつもよりも唄が聞こえて、それが良かったんだと思います。
お客さんも思ったよりも多く(ガラガラだと思ってましたが、15-20%くらい埋まってました)、やりがいもありました。

最後は津軽じょんがら節の合奏を10人で演奏しました。バラバラせずにまとまっていたとは思いますが、パワーにかけて、こじんまりしてしまった点が残念です。普段の練習から思っ切り弾かないと、本番でもパワフルに弾けないなと反省しました。

ロシアW杯アジア最終予選 VSオーストラリア

最近は帰りが遅かったのですが、今日は早めに帰れたので後半だけ見ました。
サッカー日本代表は、公式戦だとオーストラリアに勝てないことが多かったので、あまり期待せずに見ました。ざっくり簡単に感想を書きます。

まずスタメンに本田、香川がいないことに驚き、中盤のポジションの若手選手(井手口、浅野、乾あたり)が前線から何度もプレスをかけているのが印象的でした。高い運動量が必要になるので大変だったと思いますが、今日のコンディション(気温が低め)もプラスに作用しましたね。今までにない形で面白いなと思いました。これがハリルホリッジ監督が目指すサッカーの形ならば、W杯まで彼の体制で続けてほしいなと感じました。

特に2点目の前線で原口選手がボールを奪ってからの井手口選手のゴールは素晴らしかったです。また守備でも0点で抑えたのも良かったです。
今日W杯出場が決まるとは思っていなかったので、その点は予想外でしたが、それ以上にサッカーの日本代表の試合を見て、面白いと思ったことが良かったです。久々にいい試合だったと思います。

W杯になるとレベルが違うのでなんとも言えないですが、若手世代が今までの主力の30代を脅かすくらい台頭してほしいなと思います。

関ヶ原

関ヶ原 DVD 通常版

関ヶ原 DVD 通常版

  • 発売日: 2018/02/07
  • メディア: DVD
 

司馬遼太郎さん原作の映画ですが、先週末誘われて見てきました。

邦画の実写も久しく見ていませんでしたが、歴史物は初めてだったと思います。客層としてはハリウッドものと違いシニア層が多かったです。

 

石田三成を中心で関ヶ原の戦いに至る駆け引きや合戦の様子を描いた作品です。

 

冷静に考えて、一番印象に残ったのは、石田三成島左近有村架純演じる忍者との絆で、この監督が一番描きたかったのかなと感じました。

正直日本史については中学の知識で止まっていますので、史実に沿っているかわかりませんが、そもそも2時間半に詰め込むのは無理だと思うので仕方がないと思います。なんとなく否定的な意見が多そうな気がしました。

 

島左近は何を成し遂げた人かはよく知りませんが、平岳大さんの演技がかっこよく、石田三成の右腕として有能な人物だなと感じました。

石田三成を主人公にしているとはいえ、典型的な官僚タイプの人間で、人心掌握に乏しい人間だなと随所に感じました。しかも正義心が強く、融通が利かないので、石田三成のようなタイプの人間がトップになったことが不幸だなと感じました。

黒田清正や福島正則などの武断派を取り込んだ徳川家康との対比から、なおさらそういう印象を持ちました。小早川秀秋にしてもそうですが、戦前の交渉で勝負が決している感じでした。この映画で言えば、家康役の役所広司さんが画面にいるだけで、全てを持っていく感じでしたが。

 

合戦のシーンは迫力はあるのですが、旗などの知識がないと誰が誰だかわからない状態で、戦局がわかりませんでした。また戦国合戦の戦略の要だと思っている陣形の図もよくわからなかったので、西軍が有利という点もわかりにくかったです。

一番の肝となる小早川秀秋の裏切りのきっかけもなし崩し的な印象だったのも少し残念でした。

 

不満をいろいろ書いてしまいましたが、原作が有名だからこその期待値の高さで勘弁して頂けたらと思います。原作物しかも史実ものの実写だと、本当に難しいと思うので、スタッフの皆様にはお疲れさま、と言いたいです。

駆け引きとかいろいろ考えさせられましたので、たまにはこういう骨太な時代物もいいかもと思いました。

 

Animelo Summer Live 2017 day2

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いわゆるアニサマに初めて行ってきました。
会場のさいたまスーパーアリーナに行くのも久しぶりでした(多分震災後だと初めてだったはずです)。周辺は以前よりも建物が増えたような印象がしました。

会場に20分前に着いたのですが、入口の手荷物検査などで時間がかかり、開演直前に席に着きました。
今回なぜかアリーナの中段の席があたり、最近の他のコンサートよりもステージが段違いに近くて、良かったです。アリーナ席から会場の2〜4階席を見上げると、サイリウムが本当にきれいでした。flipSideの南條さんもおっしゃってましたが、ステージから見た景色は本当に綺麗なんだろうなと思います。
また公演中は時折黒人の警備員スタッフが循環してました。最近事件が多いので、その対策だと思いますが、やはり図体が違うだけで威圧感はありました。この日は特にトラブルなく終演できたようで何よりでした。

最初、AngelaとflipSideのコラボで始まり、テンションが上がりました。両組とも盛り上げ方がうまかったです。この日は声優さんやアイドルグループが多かったので、尚更そう感じました。ただflipSideの時の観客のコールが大きすぎて、楽曲が聞こえにくかったのが少し残念です。ファンのノリについていくのは厳しいなー、というか。

シークレットゲストが氷川きよしさんで想定外過ぎて、びっくりしました。紅白のトリも務めるような有名人を間近に見れたのは意外な収穫でした。歌は当然ですが、芸歴が長いこともあり、トークも他の出演者の方より上手だなと思いました。「きよしのズンドコ節」を少しだけ歌っていただきましたが、コールがすごかったです。

休憩を抜きにしても4時間を超える長丁場で疲れました。空調が効いていたため暑さは苦になりませんでしたが、体力的に結構消耗しました。

今年アニメをほとんど見ていないため、知らない楽曲も多かったですが、それでも楽しめました一日でした。むしろ少し前の楽曲の方が盛り上がれました。例えば、中島愛さんの「星間飛行」やコラボの「Don't say "lazy"」などです。欲を言えば、後者は本人に歌って欲しかったです。三森さんも茅原さんも上手なのですが、どうしてもカラオケ感が拭えなくて。

メンツ的には一日目が良かったですが、ステージ近めのアリーナ席だったので良しとします。一回だけゴンドラワゴン(w/スフィア&アイリス)が循環したのですが、自分の目を通過して、間近で拝むことができ、感激しました。

(updated on 29/Aug/2017)