第24回南部杯

  • 東京11R D1600m G1

今年は震災の影響で岩手競馬での開催が困難ということで、東京競馬場で実施されました。もともと東京競馬場では岩手競馬の馬券を販売するなど、交流があったのが大きいと思います。
南部杯が府中で実施されることは今後ないと思い、生観戦してきました。堅い決着になると予想していたので、馬券をほとんど買いませんでした。


さてレースは、トランセンドのスタートがいまいちでエスポワールシチーが逃げる展開になりました。
直線に入ってからもエスポワールシチーが粘っていましたが、残り200mを過ぎたあたりから、トランセンドが内から差し返して1着でゴールしました。同時に伸びてきたダノンカモンが2着に入線しました。
前走重賞を初勝利したランフォルセには期待していましたが、1線級との差はまだまだあるなと感じました。
トランセンドにとっては苦しいレースでした。直線入口の手応えを見て負けるかもと思いましたが、そこからの二枚腰は流石でした。早くスマートファルコンとの対決が見たいです。
ただ岩手のロックハンドスターの故障は残念でした。しかも予後不良…。ご冥福をお祈りします。


売上の一部が岩手競馬や被災地支援に拠出されるということで役に立てればと思います。そもそも岩手競馬自体震災とは関係なく苦しい状況でしたので、少しでも貢献できたらいいなと思います。
今回は中央での開催ということで中央所属馬がいつもよりも多く出走しているように感じました。交流重賞も飽和ぎみに感じますが、中央・地方所属馬の出走枠の改善や馬券の販売など改善すべきことはあると思いますので、積極的に取り組んでいただきたいです。