トランプが第45代合衆国大統領に選ばれました。1年前はトランプは完敗するだろうと思ってました。またアメリカの政治中枢を握っている軍産やマスコミに激しく嫌われてますから、彼らの支持なしに勝つのは相当なことだと思います。どちらかといえば草の根の民衆の支持を集めていた候補（トランプ自体は大金持ちで、貧困層とは違う世界で生きてきた方だと思うのですが）ですからね。
在日米軍に頼りたい日本の政界やマスコミはトランプを嫌っており（TVをぱっと見るとネガティブな報道が多い印象ですし、安倍さんも最近ヒラリーとは挨拶したがトランプとは挨拶してないetc）ますから、日本ではネガティブな印象をもっている人が多く、「トランプが勝つとは思えなかった」とコメントする人が多いように感じます。とはいえ個人的には知り合いとしては付き合いたくありませんが。
トランプが大統領になったことで、アメリカや世界政治がマスコミが煽るほど変わらないようにも思います。オバマが大統領になったとき、アメリカが変わると期待してた人が多いと思いますが、言うほどでも変わらなかったと思います。「オバマ・ケア」法案も骨抜きされ、貧困の格差は広がる一方ですし。就任１年目になぜかノーベル平和賞を受賞しましたが、中東の戦争は相変わらずですし（むしろアメリカの抑止力がなくなる一方のような）。それこそ大統領が誰になろうがペンタゴンなどの中枢の覇権争いで世界や軍事の方向は変わって行くものだと思います。
外交に関してはトランプ自体よりも、彼の右腕を誰にするかで方向性が決まる気がします。
今回の選挙に関していえば、直前のFBIによるメール操作の件で、ヒラリーが支持率を失ったことで勝負が決してしまった感があったと思います。それまで大手マスコミは「ヒラリー優勢」だといっていたのにも関わらず、あれ以降は「両者均衡」と報道されるようになりましたから。
