率直に言うとこのオープン戦から開幕2戦の不振ぶりから引退は時間の問題だと感じていましたので、引退の発表自体は驚きませんでした。
むしろ自分で引退を決断されてよかったと思います。そもそも45歳まで現役を続けられたことは脅威的です。
とはいえ引退の花道として日本開幕戦を用意したマリナーズ側の計らいを見て、特別な選手だなと思いました。またベンチに下がるときのナインからの迎え入れ方も特別でしたし、リスペクトされていたんだなと感じました。
彼が長く在籍していたのはシアトルマリナーズなんですよね。雇用に対して非常にドライなUSの球団であっても特別に扱っていたことから彼がいかに特別な存在だったことに思い知らされます。そもそもメジャーに渡ったのが2001年と聞いて、メジャーで15年以上活躍したということも特筆すべき点ですね。
そして引退会見も彼らしくていいなと思いました（好き嫌いは激しいと思いますが、私は好きです）。少なくとも家族に対するコメントはカッコいいなと思います。
今後イチロー選手のような選手は到底現れないと思っていますから、彼の現役の姿をリアルタイムで見ることができ、感謝しています。現在メジャー選手の大型化が進んでいますから、なおさら彼のようなタイプの選手が活躍するのが難しくなるかもしれませんし。
