第24回 チャンピオンズカップ

  • 中京11R D1800m G1

今年のフェブラリーS勝ち馬のレモンポップが逃げ切り価値を収めました。
ただレモンポップが1600mを超える距離を走るのが初めてで距離不安も囁かれており、しかも大外枠という不安要素もありました。好スタートから先手を主張し、終始先頭を譲らなかった坂井騎手の騎乗ぶりは素晴らしかったですし、それに応えたレモンポップの能力も素晴らしかったと思います。
最後までリードをキープし、危なげないレースぶりでした。ベスト距離とは言えないと思いますが(圧勝したマイルがベストだと思っています)、この日の相手なら問題なし、という感じでした。
これで同一年に中央競馬のダートG1 2レースを制したわけですが、過去のメンツがウイングアロートランセンドゴールドドリームという錚々たる顔ぶれで、レモンポップもそれらに引けを取らないと思います。

2着には後方から追い込んだウイルソンテソーロが入着しました。原騎手の騎乗ぶりに驚きましたが、この馬自身前走JBCクラシックを敗れたとはいえ、今年の交流重賞を3勝しており、結果論ですが、上位人気馬に負けない実力の持ち主でした。個人的に一番サプライズだったのは、キタサンブラック産駒という点です。代表産駒は先日引退したイクイノックスですが、ダートでも一戦級を排出して、とんでもない種牡馬だなと感じています。

3着には先行したドゥラメンテ産駒のドゥラエレーデが入りました。ホープフルS以来のムルザバエフ騎手とのコンビでしたが、結果論的には彼との相性がいいように感じました。こちらはキタサンブラックの同期のドゥラメンテ産駒(むしろ母父オルフェーブルの方が効いているような感じもします)でした。

今までダートG1で主役を張ってきたテーオーケインズ、メイショウハリオは破れはしたものの、4着、5着に入りました。両馬とも頑張って入るものの、そろそろ世代交代の時期なのでしょうか。。

期待していたスペシャルウィーク産駒のクラウンプライドは11着に敗れました。不可解な内容で残念でした。

(updated on 24/Dec/2023)