丸の内にある三菱一号館美術館に初めて行ってきました。
ワシントンにあるフィリップス・コレクションに収蔵された作品の展覧会です。
某デパートでの宣伝を見て、ホームページを見たのですが、作品紹介に展示された作品の画家が有名どころばかりでしたので、時間があれば行きたいなと思っていました。それから最近美術展にはまっている後輩にもお勧めされていたのも行くモチベーションになりました。
お昼過ぎに到着しましたが、5-10分程度入場制限を食らいました。それ以降の時間帯も入場制限がかけられてました。展示室内はまあまあそれなりに混んでいました(人が多すぎて苦痛というほどではありませんでしたが)。
作品の年代順ではなく、ダンカン・フィリップス氏が収集した順に展示されていた点がユニークでした。その収集の過程で、作品を手放すことがあったようで、作品の収集にかなり悩まれたんだろうなと感じました。
半分が近代〜印象派の作品で、半分がピカソ、ジョルジュ・ブラックなどキュビズムや現代作品でした。
近代〜印象派の作品は有名どころの作品が大体抑えられていて、1つ1つじっくり鑑賞しました。そうでない方の作品(例:ジャン・シメオン・ジャルダンによる「プラムを盛った鉢と桃、水差し」)も面白かったです。個人的に外れはなかったです。私がよく知らなかった画家でプッシュされていたのは、オノレ・ドーミエでした。無骨ながらも民衆の勢いが伝わる点が印象に残りました。
他には、ゴヤ、ドラクロワ、マネ、モネ、クールベ、シスレー、ポール・セザンヌ、ベルト・モリゾ、エドガー・ドガなど巨匠の作品が網羅されており、非常に見応えがありました。しかも今回初めて見る作品が多く、面白かったです。
最近キュビズムの作品を避けていたため、久しぶりにピカソ作品を見たときには頭に疑問符がたくさん浮かびました。とはいえ、ブラックやカンディンスキー、パウル・クレーなど有名どころが網羅されていますので、見ごたえはありました。ただピカソ作品にはそんなに惹かれませんでした。
キュビズムではない1900年代の作品はなかなか良かったです(例:アンリ・ルソー、アンリ・マティス、ルオー)。
全部で75作品でしたが、結局2時間半ほどじっくり鑑賞しました。とても楽しくて、ポストカードを6点も購入しました。ただ結構疲れました。
(Updated on 29/Jan/2019)