第60回 宝塚記念

先週は禁止薬物起因で156頭が一斉除外になったり、この春の府中G1で無茶苦茶なタイムが連発したり、競馬熱を下げることが多かったですが、このレースは面白かったです。

今年もメンバーが12頭しか揃わず、G1の価値に対して個人的には懐疑的に思ってはいますが、勝ち馬のリスグラシューは強かったと思います。
スタートは気合を入れたら2番手追走の形になりましたが、引っかかって暴走してもおかしくない形に見えましたが、そこで踏みとどまったのが全てだと思います。道中はキセキが平均ペースで逃げて、それをいつでも捉えられる形で追走していました。
直線でキセキを交わしてから後続を突き放し、結局の2着のキセキに3馬身突き放し、本当に強かったと思います。
このメンバーの実力を考えると、キセキを捉えるのが一番のポイントだったと思いますから、レーン騎手の作戦が当たった形だとは思いますが、それに応えた馬も強いと思います。去年の秋から安定して好走しているキセキは立派だと思います。
3着にはスワーヴリチャード、4着にはアルアインが入着していましたから、実力通りの決着かなと思います。

リスグラシューエリザベス女王杯こそ勝ちこそすれ、2着など善戦終わりのことが多いのですが、結果的に強い相手と戦って勝ちきれなかっただけな気がします。これからも楽しみです。