Misc

ものづくりの精神

雑誌BRUTUSにルイ・ヴィトンのアニエール工房の特集が有り、その中に掲載されていた5代目のパトリック・ルイ・ヴィトンの言葉が印象に残ったのでメモします。 『何もかもが手仕事であればいいとは、私たちは考えません。より良き仕事をするための最新の技術…

最近のETV特集から

5/10放送分『ガザ なぜ悲劇は繰り返されるのか』 昨年末イスラエルの攻撃を受けたパレスチナのガザの状況を取り上げた回です。 国内のメディアではあまり取り上げられることが少ないニュースです。パレスチナの状況については比較的ニュースをチェックしてい…

ETV特集

湯浅さんと経済評論家の内橋克人さんの生存権にまつわる対談番組。久々にテレビを見て勉強になったなと思いました。 第25条の生存権はGHQの草案にはなく、社会学者で国会議員の森戸辰男がワイマール憲法をモデルにして提案されたものだということを初めて知…

学問の出発点

ほんものの学問は、常識(ドクサ)への疑いから出発している。世間で正しいこと、正しくないことと評価されている価値に疑いをもち、常識によっては見えなかった現実を、新しい概念を創造することによって、見えるものにし、常識の枠を事実の発見によって、…

永井荷風さんの言葉

現代の西洋文明は皮相に止り、其の深き内容に至つては、日本人は決して西洋思想を喜ぶものでない。寧ろ日本には西洋人が黄禍論を称へるより、もつと以上の強い排他思想が潜んでいる。 日本を包む空気の中心に立憲政治の今とても、封建時代の昔に少しも変わざ…

教育について

こちらも先日取り上げたから本(こんな日本でよかったね─構造主義的日本論 (木星叢書))の引用です。 だが、本来の教育の目的は勉強すること自体が快楽であること、知識や技能を身につけること自体が快楽であること、自身の潜在能力が開花すること自体が快楽…

島崎藤村の言葉

旧いものを毀そうとするのは無駄な骨折だ。ほんとうに自分等が新しくなることが出来れば、旧いものは既に毀れている。これが仙台以来の私の信条であった。来るべき時代のために支度するということも、わたしに取っては自分等を新しくするということに外なら…

爆笑問題の日本人の教養(7/22 OnAir分)

縄文・弥生時代の遺跡から発掘される古人骨のDNA分析を手がけた研究者の篠田謙一さん。次の言葉は本当に一番印象的でした。 民族の移動はアクシデントでおきたかもしれない。(中略) いくらやっていても、どこに行っても国が出てこないんですよね。で、…

学びと才能について

小難しいタイトルですが、ゲーテの以下の言葉を読んで思った感想です。 仕事を成し遂げるとき、当初自分の知識の有無に関わらず、なければ他者から貪欲に吸収したり協力してもらったり、自分の力だけに囚われずに、如何にして成し遂げるのかを考えることが大…

叱ること

今日の「プロフェッショナル 仕事の流儀」で「子供のしつけ、部下の育成法のコツ」の中で茂木さんがいっていたことです。 「勉強しなさい」など抽象的なことで叱ると相手を萎縮させるだけなので良くない。 最初は例えば「30分後までに○○しなさい」と示唆を与…

爆笑問題の日本人の教養(12/11 OnAir分)

システム生物学者の上田教授。生物の体内時計を研究している方で、体内時計について勉強になりました。『臓器、細胞単位で時計をもっている。個々のリズムは徐々にずれていくが、全細胞の時計の基準である脳の視交叉上核と通信しあうことで全体の体内時計が…

プロフェッショナル 仕事の流儀(11/13 OnAir分)

義肢装具士の佐喜眞保さんでした。 仕事に向き合う姿勢は見習いたいです。 たとえどん底であったとしても、ターニングポイントになるチャンスと遭遇したときに(それがターニングポイントだとは後になって気づくものだが)、どんなに困難な仕事であったとし…

爆笑問題の日本人の教養(10/30 OnAir分)

精神科医の斎藤環氏、サブカルチャの批評もする方です。 『引きこもりはほとんど(8割型)ネットにもコミュニティを持たない』というのにはびっくり。 例えば本を読むことすらせずに横になっているだけみたいです。 というのは心に余裕がないと、フィクショ…

爆笑問題の日本人の教養(10/2 OnAir分)

"生物と無生物のあいだ"の著者でもある、分子生物学の福岡伸一先生。 なるほどだと思ったこと 生物の分子(なり細胞)が捨てられて、食べ物から摂取した分子と入れ替わる。分子レベルでは生き物と無生物の間に違いはない。 地球上の物質がぐるぐる回って、あ…