USJを劇的に変えた、たった1つの考え方

結構前の話になるのですが、知人から激しくお勧めされた本で、アマゾンのレビューの評判も良さそうでしたので購入しました。
読んでみたところ、確かに面白かったです。前半はマーケティングの基本が述べられていて、後半は筆者の考えるキャリア論が書かれていました。前半のマーケティングの考え方はマーケティング以外の人間にも役立つと思います。

後半のキャリアに関する考え方からいくつか引用します。

  • リーダーシップの強い人

目的を掲げて集団を引っ張った経験や自分自身が起点になることで全体を良い方向に変えた経験をしているものです。(略)
リーダーをやっていたということが大事なのではなく、その人が起点になって何を変えたのかが大事なのです。

  • 精神的にタフな人

成功するためには成長が必要で、成長するためには多くの経験から学ぶことが必要です。様々な経験から学んで自分を変化させるためには、精神的なタフさが必要です。タフであればあるほど、ストレスのある経験に身をおいても潰れることがないので、成長を加速させることができます。
マーケターとして実力を貯え続けていく長い旅路には、凹まされることがたくさん起こります。(略)それでも再び立ち上がって、周囲からの冷たい視線に耐えて、その大失敗の本質を直視し、自らの栄養にかえ、更に前を向いて歩き続ける強靭な精神力が必要になるのです。

私も色々失敗したり、凹むことがありました。それでも仕事を続けられているのは多少でもタフなところがあるのかなと前向きになりました。

  • 強みを生かす

会社はあなたの強みに対して給料を払っているということ。(略)給料を上げたいならば、本来はあなたの強みを高めるべきです。

この意見には激しく同意します。目標管理面談などで上司などから弱みを叱責されることがありますが、それを改善しても高が知れていると思います。それよりもその人しかない強みを生かした方が個人にとっても会社にとっても有益だと思います(新卒採用でない場合は全て)。